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NO.043 清水一樹氏- AI・社会 ー

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AI時代におけるマーケティングと人間の役割

 

 

 

 

 

 

 

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はじめに

私はウマク株式会社の代表の清水一樹と申します。これまで約20年以上にわたり、マーケティング業界、特にデジタル広告やSNSの世界でキャリアを積んできました。デジタル広告黎明期から実務に携わり、GoogleやMetaといった大手プラットフォームの仕組みを駆使しながら、多くの企業や自治体の集客・ブランディングに携わってきました。その過程で常に意識していたのは「新しい技術を、いかに人間の創造性と組み合わせて成果につなげるか」ということです。

 

AIもまた、その文脈で「当たり前に使ってきた道具」の一つです。例えば広告配信の最適化や、SNSの投稿内容の改善提案、アクセス解析における予測など、AIはすでに現場の裏側で当たり前に機能していました。しかし2025年現在、AIは裏方から表舞台に躍り出て、人々の生活や働き方そのものを変える存在になっています。これはまさに、スマートフォンが登場したときに私たちの生活が一変したことと同じ規模のインパクトだと考えています。

 

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AIが「当たり前」になる社会

いまやAIは、文章をつくる、画像を生成する、動画を編集する、データを解析する…といった従来は専門家にしかできなかったことを、誰もが実行できる環境を整えています。これは「便利なツールが増えた」以上の意味を持ちます。つまり、AIを前提にした社会が形成されつつあるのです。

 

かつてスマートフォンが普及する前、インターネットを扱うのは「パソコンを使いこなせる人」だけでした。ところがスマホの登場によって、老若男女問わず誰もが情報発信者になり、SNSの普及を通じて社会のコミュニケーションが根底から変化しました。AIの波は、これと同じか、あるいはそれ以上の変化を私たちにもたらすでしょう。

 

企業活動においても例外ではありません。AIを活用した広告運用は、すでに人間の判断を超える速度と精度を実現しています。マーケティングの世界は「経験と勘」で戦う時代から、「AIを使いこなせるかどうか」で勝敗が分かれる時代へと突入しているのです。ここに乗り遅れれば、企業も個人も取り残されてしまいます。

 

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変わらない人間の役割

しかし一方で、すべてをAIに任せれば良いわけではありません。AIはあくまでも「道具」であり、最終的に人の心を動かすのは人間の感情や共感です。ブランドが消費者に共鳴する瞬間には、必ず人間の「想い」や「物語」が存在しています。これはAIがいくら進化しても代替できない部分です。

 

私はこれを「共鳴クリエイティブ」と呼んでいます。AIは膨大なデータをもとに合理的な提案をしてくれますが、その提案の中から「人が心を動かされる選択肢」を見極めるのは人間の役割です。AIを使いこなしながら、人間ならではの共感力を武器にする――これこそが、これからの時代に求められる姿勢だと確信しています。

 

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地域での挑戦

こうした考え方は、私自身が現在取り組んでいる地域での実践にも直結しています。私は現在、祖父の代から続くスーパーマーケット「清水商店市場」を引き継ぎ、地域に愛される店舗づくりに挑戦しています。単に商品を並べるのではなく、AIを使った需要予測や販促分析を取り入れつつ、対面での接客や食の物語を届けることで「また来たい」と思っていただける仕組みをつくっています。

 

また、堺区では総合型地域スポーツクラブ「ウマクスクール」を立ち上げ、子どもたちの部活動地域移行を支える活動もしています。ここでもAIを活用した広報や運営管理を進めながら、地域の人と人がつながる場を設計しています。スポーツや食を通じた地域活性化は、まさに「AIと人間の役割分担」を実践できるフィールドだと考えています。

 

さらに、企業や自治体へのマーケティング支援にも携わっており、AIを活用したデータ分析と、人間ならではのストーリーテリングを組み合わせて「地域の魅力を最大限に引き出す施策」を提案しています。

 

 

これからの企業・自治体・地域に必要なこと

AIが社会の前提となるこれからの時代において重要なのは、「AIをいかに早く取り入れるか」ではなく、「AIを人間の価値とどう融合させるか」です。AIを恐れる必要はありません。しかし、使いこなせないままでいることは、大きなリスクを伴います。

 

企業にとっては、マーケティングや業務効率化にAIを導入することで競争力を維持・向上できます。自治体にとっては、地域課題を可視化し、的確な施策を打つための力になります。そして地域にとっては、人と人をつなぐハブとなり、持続的な発展を支える基盤になります。

 

私はこれまで培ったマーケティングとAI活用の知見を、企業・自治体・地域の皆さまに還元することを使命としています。そのために講演活動を通じて、最新の事例やノウハウを共有し、実際の現場にすぐに活かしていただけるような学びを提供していきたいと考えています。

 

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おわりに 

AIは、スマートフォンが登場したときと同じくらい、私たちの生活や仕事を根本から変えていきます。その波に乗り遅れれば、企業も個人も存在感を失ってしまうでしょう。しかし同時に、AIを使いこなすことで人間の価値を高め、社会をより良くしていくチャンスでもあります。

 

私がマーケティング業界で得た知見、そして地域での実践を通じて学んだことを、講演や研修を通じてお伝えすることで、皆さまの組織が次の時代に飛躍する一助になれば幸いです。AIの時代を恐れるのではなく、共に活用し、人間だからこそできる価値を最大化していきましょう。

 

 

清水一樹講演テーマ例
– 「AI×マーケティングで企業が伸びる仕組み」
– 「AI時代に求められる人間の役割とは?」
– 「地域を活性化するマーケティング実践ノウハウ」

 

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清水一樹(しみずかずき)
清水一樹(しみずかずき)
ウマク株式会社 代表

マーケティング業界で20年以上にわたり、企業のブランド戦略や集客支援に携わる。日経クロストレンドにおいて「マーケティング×AI」をテーマに記事を執筆するなど、時代の変化に合わせた実践的な知見を発信している

 

 

 

 

 

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