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講演会やセミナーを開催して成功させるためには、内容や目的、実施方法などを整理した「企画書」の作成が欠かせません。企画書は、社内での承認を得るための資料としてはもちろん、講師や関係者との情報共有、当日の運営指針にもなる重要な書類です。
今回は、講演会・セミナーの企画書に記載すべき主な内容や書き方のコツ、具体例などを紹介します。
講演会・セミナー企画書に記載する主な内容
講演会・セミナーの企画書とは、開催の目的や概要、実施内容などをまとめた資料のことです。関係者間で情報を共有し、企画の全体像を把握するための土台となります。
企画書に記載する主な内容としては、まず「開催の目的・背景」が挙げられます。何のために開催するのかを明確にすることで、企画全体の方向性が定まります。
あわせて、「ターゲット」「テーマ・タイトル」「登壇者(講師)」「開催日時・会場」「プログラム内容」「集客方法」「予算」「スケジュール」「期待される効果」といった項目を整理して盛り込みます。全体を通して、目的から成果までの流れが一貫して伝わる構成にすることが重要です。
近年ではインターネット上でテンプレートも数多く公開されているため、自社の企画に合ったテンプレートを活用すると効率的に作成できます。
講演会・セミナーの企画書の書き方・コツ

講演会・セミナーの企画書の書き方や作成する際に押さえておくべきコツを紹介します。
目的を明確にする
企画書を作成するうえで最も重要なのが、開催の目的を明確にすることです。「なぜこの講演会・セミナーを開催するのか」という問いに対して、具体的かつ簡潔に答えられる状態にしておく必要があります。
たとえば、「新商品の認知拡大」「見込み顧客の獲得」「業界内でのブランド認知向上」など、目的が明確になっていれば、テーマ設定や登壇者の選定、集客方法までがぶれずに一貫した企画に仕上がります。逆に目的があいまいなままでは、企画全体の方向性が定まらず、成果につながりにくくなってしまいます。
ターゲットを具体化する
「誰に向けた講演会・セミナーなのか」を具体的に定めることも欠かせません。ターゲットが漠然としていると、テーマや登壇者、告知方法もぼやけてしまい、結果的にどの層にも響かない内容になってしまうおそれがあります。
年代・職業・役職・業界・課題意識といった観点から、対象となる参加者像を具体的に描き出しましょう。「30〜40代の中小企業経営者で、DX推進に課題を抱えている層」といった形で言語化することで、企画内容をターゲットに合わせて調整することが可能になります。
開催メリットをわかりやすく伝える
企画書を読む決裁者や関係者に対して、「このセミナーを開催することで何が得られるのか」を明確に示すことも重要です。集客数や売上への貢献、ブランドイメージの向上、既存顧客との関係強化など、開催によって期待できる成果を具体的に記載しましょう。
数値目標を盛り込むことで、企画の実施価値がより伝わりやすくなります。「参加者100名、うち30名を商談化する」といった定量的な目標があると、開催後の効果測定もしやすくなり、社内での承認も得やすくなります。
実現可能性を意識する
魅力的な企画であっても、実現できなければ意味がありません。予算・人員・スケジュールの観点から、実行可能な計画になっているかを丁寧に検討し、企画書に反映させることが大切です。
登壇者への依頼可否、会場の確保、集客までのリードタイムなど、想定されるリスクや課題も洗い出したうえで、対応策とあわせて記載しておくと説得力が増します。理想を語るだけでなく、地に足のついた実現プランを提示することが、決裁者の信頼を得るポイントとなります。
【具体例】講演会・セミナーの企画書

【企画書】新任管理職向けマネジメント研修セミナー
1. 企画名
新任管理職のためのマネジメントスキル向上セミナー
2. 開催の目的・背景
近年、若手社員のマネジメントに悩む新任管理職が増加しており、離職率の上昇や職場の生産性低下といった課題が顕在化している。本セミナーでは、現代のマネジメントに必要な考え方と具体的な手法を学ぶ機会を提供することで、参加者の実務力向上と組織活性化への貢献を目的とする。
3. ターゲット
従業員数100〜500名規模の企業
30代〜40代の新任管理職
部下との関係構築やチームマネジメントに課題を感じている層
4. テーマ・タイトル
「部下と共に成果を出す 新時代のマネジメント術」
5. 登壇者(講師)
株式会社◯◯◯◯ 代表取締役 ◯◯ ◯◯氏
(組織開発コンサルタント/マネジメント関連書籍の著者)
6. 開催概要
日時:2026年◯月◯日(◯)14:00〜17:00
会場:都内貸会議室(オンライン同時配信あり)
定員:会場50名/オンライン200名
参加費:5,000円
7. プログラム内容
・現代のマネジメントに求められる視点
・ケーススタディで学ぶ実践的な部下指導
・質疑応答・グループディスカッション
8. 集客方法
・自社サイト・メールマガジンでの告知
・SNS広告(Facebook・LinkedIn)
・業界メディアへのプレスリリース配信
・過去セミナー参加者への個別案内
9. 予算
講師謝礼:◯◯円
会場費:◯◯円
広告宣伝費:◯◯円
運営スタッフ人件費:◯◯円
資料印刷費:◯◯円
合計:◯◯円
10. スケジュール
3か月前:企画確定・登壇者調整・会場予約
2か月前:集客開始・広告出稿
1か月前:プログラム最終確認・当日運営体制構築
開催日:セミナー実施
開催後2週間以内:アンケート集計・報告書作成
11. 期待される効果
・参加者100名の集客を目標とし、自社サービスの認知拡大につなげる
・参加者のうち30名を個別相談・商談化し、見込み顧客を獲得する
・マネジメント課題を抱える企業との接点を創出する
・SNSや業界メディアでの告知により、企業や講師の認知度向上を図る
・参加者満足度80%以上を目標とし、次回参加や紹介につなげる
講演会・セミナーの企画書を作る際には
今回は、講演会・セミナーの企画書に記載する主な内容や書き方のコツ、具体例などを紹介しました。企画書は、開催の目的や成果を関係者と共有し、企画をスムーズに進めるための土台となる重要な資料です。目的やターゲットを明確にしたうえで、実現可能性を意識しながら丁寧に作成することが欠かせません。
なお、講師の手配に関しては、専門の講師派遣会社を活用するのがおすすめです。講演会講師派遣サイト「スピーカーズ」では、多様な分野の講師を簡単に探して依頼できるほか、スケジュール調整や契約手続きまで代行することが可能です。
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