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NO.020 山木理代氏- マナー・信頼 ー

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信用と信頼に繋がるマナー力の育て方
 

 

 

 

 

 

 

 

新しい一万円札のお顔、渋沢栄一先生は「信用こそが資本である」と仰っています。
その信用を自分の資本にするためには、特別なことに必死になるということではなく、当たり前と言われていることを磨くことが原動力になるとしたら?

 

毎日楽しみながら自分自身を育て、信用・信頼を得られるようになるその秘訣をご紹介します。

 

 

装いは人から見える内面

毎日の装い、いつもどのような気持ちで選んでいますか?
みだしなみの一つとして装いを考えることは想像力が必要ですね。
今更ながらですが、みだしなみとは「身を嗜む」ということ。「自分の身を大切に表現する」という意味です。
日頃から自分を大切に扱うことで培われる姿かたちは、お相手の心にも気持ちよく届きます。

 

「清潔感」「お手入れが行き届いている」「自分の体形に合っている」「TPOをわきまえている」このような点に心がけ、自分という器をより素敵に整える喜びを感じましょう。
何故その装いなのか?という理由を大切に、予定に合わせてお目にかかる方への敬意やメッセージを込め「似合う服」を選ぶことで、相手の目に感じ良く映ります。

 

そして、身に付けることだけではなく、お手入れも含めてみだしなみ。自分の身を包んでいるものは全て自分の分身ですから。
スーツは帰宅したら、ハンガーにかけブラッシングすると汚れが随分取れます。
洋服だけではなく、靴も定期的に靴磨きやメンテナンスを。足元に自信が生まれます。
足元を整えるという事は、毎日自分を支える足へのおもいやりです。足という基盤が整っているということは、その方の生き方の現れ。
手入れの行き届いたお気に入りの靴を履くと、美しく歩こうと心がけるようにもなります。
小さなことに気を配り、自分を大切にするさりげない積み重ねがみだしなみ。
こうしてあなたの素敵な内面が装いに全て現れ、オーラを生み出すのです。

 

 

 

自信と存在感が増す立ち居振る舞い

みだしなみが整うと、立ち居振る舞いにも不思議と気を配りたくなるもの。
姿勢・座り方・歩き方・立ち姿が整えば気分も上がり、更に素敵な人として映ります。

 

①姿勢:肩甲骨を引き寄せて下げることが「姿勢」の基本のキ。
自然と胸元が開き首元も伸びることがポイント。

 

②座り方:背もたれにもたれず、腰から上が腰の上に真っすぐ乗り、腰の後ろを伸ばす。

 

③歩き方:「腰から脚」と認識。膝の裏を伸ばすように歩く。

 

④立ち姿:お尻を引き上げるよう力を入れ、膝とつま先が一直線のイメージで。
そして背筋と膝裏をしっかり伸ばしましょう。

 

上記4つの基本が研ぎ澄まされたら、挨拶の際のお辞儀も素敵にしたいものですね。
ポイントは3 つ。

 

① 相手の目をしっかりみる。最初も大切ですが、
挨拶お辞儀の最後にも目を合わせることを忘れないように。

 

② 「語先後礼」挨拶の言葉が先、そして礼が後。
挨拶の言葉と一緒にお辞儀をするより、
挨拶の言葉を発してからお辞儀をするとメリハリがあって美しく、
より相手の心に気持ちが届きます。

 

③ お辞儀をしたらしっかり留め、ゆっくり頭を上げる。
相手への敬意として頭を差し出すイメージ。

 

こうして丁寧な挨拶とお辞儀ができる方は、相手の心に余韻を残すことができます。
余韻とは、心が満たされて良い気持ちが続くこと。
そのような心になっていただけることは、人を温かく照らせるということでもあります。
立ち居振る舞いが良い方は、存在感が3 割増し。溌溂として堂々と映ります。

 

 

 

心を開き合って気持ちの良いコミュニケーションをするために

「聴き上手は話させ上手」と言う言葉があります。
つい話すことに懸命になり過ぎていませんか?お相手が気持ちよく話して下さることを目指しましょう。
心を開いて下さると話は弾みますね。そのためには言葉以外の表情・目づかい・息づかい・姿勢・態度など、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションが大きな力になってくれます。にっこり笑顔であれば、自分を受け入れてくれていると感じますし、身を乗り出した傾聴の姿勢なら「自分を大切に思って下さっている。」と感じ、真剣に聴いていると受け止めて下さいます。

 

それに、心地よいと感じられる会話の比率は、自分の話が3に対して相手の話が7。話下手だと悩む方も、話すのは3割でよいと思えば少し気が楽になりませんか?表情やしぐさによって、言葉にも説得力が増して心が通じ合います。

 

 

ところで、言葉以上に心が出て印象にも残るのは「顔の表情」。あなたは1 日に何度鏡をご覧になりますか?
自分の顔を見るのは嫌、なと言わず鏡を見る回数を増やしましょう。
なぜなら、自分を知ることは自分を受け入れることになるからです。

 

 

 

自分が今、どのような顔をしているか?どんな笑顔なのか?
表情の変化は?
自分の顔に責任を持つ、という意識があれば顔は変えられます。
生まれ持った顔の作りが「顔立ち」。女性はメイクなどで補正できるので楽しいですね。
それより注視したいのは、感情が生み出す顔の表情「顔つき」。
こちらはどんどん変わりますし変えられるもの。
感情豊かな人は、顔つきも豊かな表情になり、周りの方を幸せな気持ちに導きます。
日々の心の持ち方が顔つきに反映されますから、自分で変えられるのです。
自分のコンプレックスは、実はチャームポイント。良い顔を育てていきませんか?

 

 

 

 

 

 

 

 

マナーを力に、信用が積み重なり信頼に繋がる

さて、「信用」について今一度考えてみましょう。
もちろん様々アプローチはあれ「安定している」ことが大切です。
しかし100点の状態でいられるなんて、無理な話です。私たちは人間ですから。
でも、ご紹介したようなことを積み重ねていると心の余裕が生まれます。
なぜなら自分が整い、心地よい状態でいられるからです。こうして安定した自分になれるのです。そして周りにも最大限の心を配ることも自然体でできるようになります。
自分を大切にすると、結果的には周りにも幸せの循環が生まれるということ。

 

「信用」とは確かなものとして信じて受け入れていただくこと、です。
付き合っていくうちにお相手が「あなたを信じられる」と感じて下さいます。そして、この信用が積み重ねられて初めて「信頼」をしていただけるのです。「信頼」とは、信じてあなたを頼ってみようという未来への期待。信頼を受け取れるって素晴らしいことですね。信頼を受け取るには、日々の心がけが大きな基盤を築いていると思えたら、もっと自分自身を大切にしたくなりませんか?

 

ところでよく使われる「ご自愛」という言葉。自分の心と体を愛し大切にすること、です。
時に一人凹んでも嫌になっても、それも認める。その上で「私ってすごい!」と自分を応援してみること。
たとえ誰かに褒めてもらえなくても、自分で褒めればよいのです。
私達の今ある姿は過去の自分が作っています。

 

ですから、本日から新たな気分で未来の美しい自分を一緒に築いていきませんか?
自分を大切に慈しみ、感謝が増えると言動にも溢れ、そこがあなた自身の魅力になります。
その姿から信用されるようになり、いつの間にかあなたにお願いしたいと思われる信頼が生まれますように。あなた発信で幸せの輪を広げて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山木理代(やまきみちよ)
山木理代(やまきみちよ)
株式会社エサンシエル代表取締役/マナーアドバイザー

大学卒業後、秘書として15年以上勤務。また、社外活動として経済界の勉強会等にて接遇を経験。2008年よりマナー講師としての活動を開始し、都内スクールで各種マナー講座やマナー講師養成を担当。2013年より「サロン・ド・エサンシエル」を主宰し、各種マナー講座やセミナーを開催している。

 

 

 

 

 

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