
笑っていますか!
笑いとの出会い
私の小学生のころ 祖父が初代桂春団治のレコード(88回転?)を聞いて笑っていた。何がおもしろいのかは分からなかったが それを聞いた大人が皆笑うのが不思議であった。いつもレコードを聴いて いつの間にか覚えた演目は「寄合酒」であった。4年生の時 学校で何かおもしろいことをやる会があり そこで覚えた「寄合酒」を披露すると 生徒は勿論 先生までも大爆笑であった。その体験が忘れられず 数個の演目を覚えて何かあれば披露していたので いつの間にか 学校の人気者になり それ以来「笑い」に大変興味を持ち始めた。父親も漫才が大好きで よく寄席に連れて行ってくれた。様々な笑いを聞いているうちに ユーモアを使って楽しく会話ができるようにもなった。中学、高校時代は 我々の世代は受験戦争を戦っており 笑いどころではなかったが、大学に入ると「上方落語研究会」というクラブがあり 入学式で先輩が昼ごはんをご馳走してくれたのがきっかけで 即入部した。それからすっかり たっぷり落語にハマってしまい。4年間落語三昧であった。
就職できなければ「落語家」になろうと思っていたが お陰様で無事に入社(製薬会社)でき その会社がまたいい会社で 居心地がよく 学生時代に付き合った彼女とも結婚し 子供も3人授かり 落語のユーモアを活かしながら楽しく仕事ができていた。公私とも順風満帆であったが 50歳の時「ガン」を患い 早期発見で直ぐに手術を行ったので 再発もなく今でも元気で暮らせている。その時「笑いは免疫力を高める。ガンにも効果がある」という文献に出会い 笑いの効用を勉強し 日本笑い学会にも入会し 笑いの不思議な力に興味を持ち、「薬での社会貢献も良いが 、残りの人生『笑い』で社会貢献を」と一念発起し会社を退職。2007年に「NPO法人健康笑い塾」を設立した。
【健康と笑い】~人生100年時代 楽しく・おもしろく~
昔からの諺に「笑いは百薬の長」「笑いに勝る良薬なし」がある。また、「病は気から」とも言われ、人間には自然治癒力があり、免疫力を高めることで症状が改善する。この免疫力を高め、気の高ぶりを抑える(リラックスさせる)作用があるのが「笑い(ユーモア)」である。医学的には、「笑う」ことによって交感神経の緊張モードが緩み、継続的な交感神経緊張状態が解消されるので、さまざまな病気の予防や改善に役立つ。最近、医学の分野でも笑いの効用に着目した研究が進み、このことが医学的に証明されてきている。講演では、笑い効用を理解して頂き、笑いの不思議な力を実践することで、健康で豊かな歓びのある生活の実現へのお役に立つと確信している。 先ずは私の笑方箋をご笑味ください。
【笑いの効用】
①健康力 ・病気の原因・ストレスとは・悩みと迷いは違う
②人間関係力・こころとは・こころが開くとは
③創造力 ・右脳の活性化。創造とは組み合わせである。
【どのように笑えばいいのか。】
①顔が笑う ・朝の笑顔体操 ・こころをご機嫌にする
②こころが笑う ・職場全体が笑う ・ありがとうの重要性
③脳が笑う ・なぞなぞ、川柳、小噺を楽しむ
【経営と笑い】―感動経営と笑い~そこまでやるか~
経営課題の一つとして「コミュニケーション不足」が挙げられる。今 企業研修で一番多いのがコミュニケーション研修です。何故か?効果がないからです。 「伝える(tell))」と「伝わる(communication)」は違います。情報は伝えている。本当に伝わっていれば人は行動するのです。伝わる=伝える(情報+技術)+感動 ⇒ 行動 です。
感動とは「そこまでやるか!」。社内でこんなことはないですか。プレゼンしていてもなかなか社長の「OK」がでない。ある時社長が「君がそこまで言うなら やってみろ!」と言ってくれます。そうなのです。「そこまで言わないと」人は行動してくれないのです。これはすべての経営に通じることです。これからは 顧客満足から顧客感動の時代です。顧客を感動させ「流石!〇〇さん」と言わせれば 信頼関係が始まります。感動の言葉には「凄い、美味しい、楽しい、おもしろい」などがある。
もう一つの企業経営の問題として 「お金がない、人財がいない」等など 「ないない」が多いですが 一番ないのは「アイデア(新しい発想)」です。
アイデアの原点は「おもしろい」です。「おもしろい」と笑っていますと 右脳が活性化して 新しいアイデアがどんどんでてきます。まさに「そこまでやるか!」です。
(・凄い+おもしろい=新製品 、人材+おもしろい=人財)
今回の講演では あすからの経営にすぐにお役に立つ事柄を たっぷり 楽しく お話をさせて頂きます。「仕事は楽しく・人生はおもしろく」を 是非 ご笑味ください。
【教育と笑い】―笑いは最高の子育て
笑っていますか。お母さんが笑えば お父さんが笑う お父さんが笑えば 子どもたちが笑う 子どもたちが笑えば 家族が笑う 家族が笑えば 食事が楽しくなり 食事が楽しくなると 家族が健康になる 家族が笑えば 勉強が楽しくなり 学力が伸びる 健康で学力が伸びれば 夢が大きくなる 夢が大きくなると 人生が楽しく・おもしろくなる また 家族の笑顔が増える 家族の笑顔が増えると ・・・笑いの連鎖ですね。家庭は子どもたちが笑顔で過ごせる最高の安全基地です。その安全基地を楽しくするために一番必要なのは やっぱり「お母さんの笑顔」です。今回の講演では 「家庭は楽しく・勉強はおもしろく」するためのヒントが満載です。是非 ご笑味ください。
【お笑いと笑いとは違う】
今回、皆様にお薦めします「笑い」とは 娯楽番組やお笑いなどによる笑わせてもらうという受け身の「お笑い」ではなく、自ら笑う積極的な「笑い(ユーモア)」です。自ら笑うことによって、体からエネルギーを放出し、索漠としたこころに潤いを与え、人によってはこころから癒されます。笑うのが苦手だという方もいらっしゃるかもしれませんが、講演で紹介する「笑顔体操」を続けますと、「自ら笑う」新習慣が身に付き、自然とこころが笑うようになります。
中井宏次講演タイトル一覧 | |
健 康 | ・「健康と笑い ~人生100年時代 楽しく・おもしろく~」 ・「笑いは健康長寿の常備薬」 ・「認知症予防と笑いの効用」 ・「医笑同源:笑う門には健康来る」 ・「百笑千福:こころの笑方箋~笑って免疫力アップ~」他 |
経 営 | ・「感動経営と笑い ~そこまでやるか~」 ・「職場の風土改革と笑いの効用」 ・「健康経営と笑い ~仕事は楽しく・おもしろく~」 ・「経営と笑い ~凄いからおもしろいへ~」 ・「感動する職場:伝わるコミュニケーション~」 ・「こころの笑方箋~職場のメンタルヘルスとユーモア~」 ・ユーモア学入門セミナー~凄いからおもしろいへ 他 |
教 育 | ・「笑いは最高の子育て~感動していますか~」 ・「教育と笑い(ユーモア)~笑育でこころ豊かな人生を~」 ・「お母さん笑っていますか ~笑顔で子育て~」 ・「人間学講座:こころが笑う人財育成」他 |
その他 | ・「顔が笑う こころが笑う 脳が笑う」 ・「こころが笑う伝わるコミュニケーション」 ・管理職・新入社員・医療関係者等の研修 他 |
・「人間学講座:こころが笑う人財育成」他その他
・「顔が笑う こころが笑う 脳が笑う」
・「こころが笑う伝わるコミュニケーション」
・管理職・新入社員・医療関係者等の研修 他
(薬事日報社・ )
(薬事日報社・2020/01/06)

2007年「医笑同源:笑い(ユーモア)でこころ豊かな歓びのある生活を!」をテーマに「NPO法人健康笑い塾®」を設立。「笑う門には健康来る」を信条に、これからの人生100年時代 楽しく・おもしろく生きるための予防医学から予防笑学に情熱を注いでいる。笑いの総合笑社(者)として活躍している。
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