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元体操女子日本代表

1977年3月21日、東京都生まれ。 9歳で器械体操を始める。13歳の時に朝日生命体操クラブへ。すぐに全日本選手権大会で個人総合7位入賞を果たし、高2年時にインターハイで個人総合2位に。同年にドルトムント世界選手権に出場し、段違い平行棒の降り技で新技D難度の「ARAI」が誕生。技に自分の名前を持つのは日本女子体操史上3人目の快挙だった。18歳で異種目のクレー射撃へ転向。日本代表で活躍し、02年の釜山アジア大会では団体で銅メダルを獲得。現在は異色の経験を活かし、トップアスリートの人生を応援する「トップアスリート・コンシェルジュ」、パーソナルトレーナーなど幅広く活動している。
「体操、クレー射撃と2種目で日本代表に。挑戦は人生の大きなエネルギーになる」
振り返ると「挑戦」が私の人生のキーワードになっている気がします。名門の朝日生命体操クラブに13歳で入部した際、周囲の選手のレベルが高くて驚きました。ただ最初は場違いな環境でも周囲のレベルが高いと力が引き上げられます。クレー射撃も同様です。始めた時は大学1年生。体操しかやってこなかった人生で周りは転身に驚いていましたが、私は本気で日本代表を目指してその目標をかなえました。自分に負荷をかけて見えない世界を見られる喜びに生きがいを感じます。学生や社会人の皆さんは年齢関係なく、仕事や趣味で色々なことに挑戦できる環境があると思います。自分の体験談をお話しさせて頂くことで、皆さんの人生の刺激になったり、お役に立てれば幸いです。(本人談)
「セカンドキャリアや新しい環境で成功するためには」
アスリートのセカンドキャリアでつまずく人は少なくありません。スポットライトを浴びていた時代が忘れられず、プライドを捨てられないまま社会に適応できないケースが多いのです。私がクレー射撃を引退後に選んだ道は人々の健康を支えることができるトレーナーという職業でした。一般的にアスリートは健康というイメージが強いのですが、実際は健康の域を超えた限界に挑戦しています。そのため、トレーナーとしての知識を基礎からきっちり学ぶ必要がありました。ゼロからのスタートで、仕事中に何かわからないことがあれば躊躇することなく年下の方にも教えを仰ぎました。アスリートだけでなく、人は成長するために常に学ばなければいけないと思います。非情ですが、学びの面目において過去の栄光やプライドは全く意味を成しません。新しい環境での適応に悩んでいる方は多いと思いますので、ご参考にして頂けたらありがたいです。(本人談)
| 1977年 | 3月21日、東京都生まれ。 |
| 1990年 | 朝日生命体操クラブに入部。全日本選手権大会で個人総合7位入賞。 |
| 1993年 | 高2時のインターハイで個人総合2位。世界選手権にも出場。 |
| 1995年 | クレー射撃に転向。 |
| 2002年 | 韓国・釜山で開催されたアジア大会の団体で銅メダルを獲得。 |
| 2013年 | 現役引退。 |
| 2014年 | パーソナルトレーナーやスポーツコメンテーターなど幅広く活動スタート。 |
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