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明治大学国際日本学部 教授

1957年神奈川県鎌倉市生まれ。
東京大学卒、シカゴ大学大学院国際政治経済学修士、同大学院経営学修士。
マッキンゼー&カンパニー、フォルクスワーゲンAG(ドイツ本社)を経て、米国カーギル社ミネアポリス本社入社。同社オランダ・英国法人勤務を経て、NTTデータ経営研究所へ。同社パートナーを経て、2009年4月より、現職。NHK教育の「白熱教室JAPAN」にも出演。
【研究領域】
経営組織文化論、日本型イノベーション論、社会システム論、知識経営論、知財文化マネジメント論
【所属学会】
経営情報学会、社会・経済システム学会、Mont Pelerin Society、International Fiscal Association
「日本型イノベーション」
日本型イノベーションとは何か。
欧米と日本での認識の違いや、言語・自己構造・思考メカニズム・組織に対する関わり方など多面的な観点から、日本の強さが見えてくる「日本型のイノベーション」を説明します。
明治大学国際日本学部教授・小笠原泰氏は、経営コンサルタントとしても知られ、マッキンゼー&カンパニー、フォルクスワーゲンドイツ本社、米国カーギル社ミネアポリス本社、カーギルB.V.(オランダ)、カーギルPLC(イギリス)、NTTデータ経営研究所で多くの実績を残し、特に、日本型イノベーション研究の第一人者として知られています。
小笠原氏は、グローバル経済の動きに対して、いたずらに迎合するのではなく、日本の経済・社会事情に合わせた独自のイノベーション経営のあり方があるのではないかとして、欧米と日本の思考方法を比較することで、日本型イノベーションのあり方を探ろうしています。
それは、主観性を排除して一般性を重視し、事象を一般的に説明・コントロールしようとする欧米型思考プロセスに対し、主観が対象を経験することを重視し、一回性や経験、結果よりもプロセスを重視する日本型思考プロセスに、日本型イノベーションを読み解くカギがあるとしています。
そんな小笠原氏の講演は、経済、ビジネス研修、育児などの内容に及びます。また、フォーラム、セミナーでの開催もOK!
外国企業とビジネスを行う場合に、日本人の特殊性を認識し欧米文化との差異を捉えた上でグローバルを考えるべきであると。例えば、組織に属する意識は、欧米は参加型、日本は帰属型となり、参加前提の欧米型ではポジションが必要となり、帰属前提の日本では役割が必要になるとしています。
こうした点を踏まえることで、日本の特殊性を理解し、世界の中の日本がどうあるべきかを知ることができると。国際化時代を生き抜いていかなければならないビジネスマンにとっては、小笠原氏の講演、フォーラム、セミナーは、有用な内容に溢れています。
『日本型イノベーションのすすめ』(日本経済新聞出版社2009年)
『なんとなく、日本人-世界に通用する強さの秘密』(PHP新書2006年5月)
『日本的改革の探究-グローバル化への処方箋』(日本経済新聞社 2003年6月)
『CNCネットワーク革命』(東洋経済新報社 2002年5月)
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