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元南極地域観測隊越冬隊長/山岳ガイド
1962年大阪府出身。北海道大学農学部卒。山岳ガイドを経て、2008年から南極観測に携わる。南極観測に携わるまでは、山岳ガイドとして年間200日程度山に出かけていた。プライベートでは初登頂を含むヒマラヤの6000~7000m峰の登山を4回経験したほか、アラスカ、カムチャツカ、パタゴニアなどの辺境の地にも足を延ばした。その後山岳ガイドの経験を活かし、第50次南極地域観測隊越冬隊(2008年12月~2010年3月)及び第52次越冬隊(2010年11月~2012年3月)では、野外観測支援担当隊員として、観測隊の野外での安全管理全般を担当。第52次隊帰国後に南極観測隊の派遣母体である国立極地研究所の職員となり、観測活動を支える設営部門で業務に従事。第57次隊(2015年11月~2017年3月)及び第64次隊(2022年11月~2024年3月)では越冬隊長として観測隊を率いて業務を遂行し、無事に帰国を果たした。昭和基地での1年間に及ぶ4度の越冬(2度の越冬隊長)の経験をもとに、極限環境下でのチームビルディング、リスクマネージメント、観測の現場から見た環境問題、南極の自然や暮らしなどを学生からビジネスマン、子どもから大人まで幅広い層を対象として分かりやすく話す講演内容に定評がある。
大阪府・北海道
70年近く続く日本の南極観測。昭和基地を中心に南極で観測が行われていることは知っていても、実際にどのような活動が繰り広げられているのかを詳しく知る人はまだまだ少ないでしょう。研究者を支え、南極の地で越冬隊を率いて来た経験をもとに、南極観測の仕組みや現場でどのような研究観測が行われているのか、それを支える技術者達はどのようなミッションを帯びているのか、そして外界から隔絶された環境で何を感じ何を考えているのかなど、経験した者にしか語れない現場の生の話をお聞かせします。
外界と隔絶された南極の昭和基地。建物の中では快適に過ごせるものの、一歩外に出ればそこは南極。荒れ狂うブリザード、太陽の昇らない「極夜」、最低気温がマイナス35℃を下回る極寒などの自然環境要因だけでなく、慣れから来る気の緩みや閉鎖社会の中で過ごすストレスなどによるヒューマンファクターなど、1年に及ぶ観測活動は常に様々なリスクと隣り合わせ。「全員が笑顔で家族のもとに帰る」を合言葉に、研究者や技術者など、背景も価値観も異なる約30人の越冬隊員を率いて1年間を過ごした経験をもとに、失敗談も交えながら究極のリスクマネージメントとは何かをお話しします。
南極というと極寒の厳しい環境を思い浮かべる人が多いと思いますが、そこには厳しさだけではない美しい自然が広がります。そんな南極の自然、そこに集う人たち、そして昭和基地での生活を紹介し、70年近くに渡って続いて来た日本の南極観測隊の活動の様子とその意義について、4回の越冬経験をもとにお話しします。
北海道大学大学院環境科学院/北海道大学公共政策大学院/北海道大学博物館/北海道教育大学SIP事業報告シンポジウム/法政大学/大阪府立交野高等学校/倶知安町立東小学校/地平線会議/(公社)日本山岳ガイド協会/Ramps株式会社
HTB人間ビジョンスペシャル「大いなる北の山脈」(2000年2月27日放送)
https://www.htb.co.jp/vision/hidaka/index.html
Yahooニュース「南極の生活って?南極で1年4ヶ月暮らした二人に訊く」(2019年3月5日)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/18c03e0e8e3591a17d6d40e9c1a84a553aac91d7
EMIRAトップランナー「72万年前の氷から気候変動の謎を解き明かす!」(2020年4月28日)
EMIRAトップランナー「氷の大地に持続可能な拠点を造る!」(2020年4月30日)
広報ひらかた新春市長対談「今を生きるヒント南極にあり」(2022年1月刊)
https://www.city.hirakata.osaka.jp/html/kouhou/202201html/2201/22.html
FNNプライムオンライン「第64次南極地域観測隊越冬隊長のリーダー像とは」(2022年10月20日)
https://www.fnn.jp/articles/-/432841
産経ニュース「南極を行く」(2022年11月6日)
https://www.sankei.com/article/20221106-DQWEBTBPUZLFTFA6BNGEUVUQ3I/
テレ朝ニュース(2022年11月~2024年3月)
https://www.tv-asahi.co.jp/search/?keyword=%E6%A8%8B%E5%8F%A3%E5%92%8C%E7%94%9F&category=news&attr=
「子供の科学」2024年4月号南極観測隊PHOTO通信「観測のバトンをつなぐ」
https://www.kodomonokagaku.com/special/71725/
◆南極観測の実務に実際に関わって経験をされた興味深い事例に触れられたことに大変感謝をしております。
◆南極で良好な人間関係を維持する秘訣、初めて会った人との良い人間関係の作り方、優秀な人間同士がどのように人間関係を作るのか、という視点は、ごくごく普通の地域や、例えば高齢者施設などにおいても有効なメソッドになると思います。
◆これまでは南極観測の意義を南極自体を研究することに限定して捉えていた。しかし、講演の内容を通じて、南極観測の意義がそれ以上に広がりを持つことを知った。
◆現在の地球規模の分断や対立の中で、南極観測が果たす役割は単なる科学探求にとどまらない。環境問題という共通の課題に取り組む姿勢が、国際社会に協調の可能性を示している。
◆越冬隊の目標は、ミッション達成だけではなく、最優先事項は『安全』で、笑顔で家族のもとに帰ることだ、というのは防災だけでなく、福祉や地域づくりにも通じる哲学があると感じました。
◆南極という極限環境で働く方々の努力や創意工夫、そしてチームワークの重要性を改めて実感いたしました。
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