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詩人/児童文学作家/日本児童文学者協会会員

1962年生。長崎大学教育学部大学院修士課程修了。
認知症の母親の介護の経験をもとに、命や認知症を題材にした作品を作り続ける。
全国各地で、認知症への理解を深めるため講演活動を行っている。
また、「子ども達にどのように認知症を伝えるか」「命に寄り添う」というテーマで研究を進め、
大阪大学大学院や長崎大学、活水大学などの大学でも講義や講演を行っている。
著書をもとにNBC長崎放送が制作したラジオ番組「マザー・詩人藤川幸之助が綴った母との瞬間」が
平成16年度民間放送連盟賞最優秀賞受賞,文化庁芸術祭参加作品となる。
【写真提供:読売新聞社】
「支える側が支えられるとき ~認知症の母が教えてくれたこと~」
母は60歳の時アルツハイマー型認知症と診断され、84歳で亡くなりました。認知症を患ってからの24年間の母の心の不安、忘却への恐怖、病気による混乱とそれを支えた家族の心の葛藤を通して、認知症という病気や介護について、詩の朗読を交えてお話しします。母の介護の日々を振り返ると、母を支えていたと思ってきた私が、実は母に精神的に支えられ、育てられていたと深く感じるのです。
詩人・児童文学作家の藤川幸之助氏は、創作活動に携わりながら、2012年9月に84歳で亡くなった母親を、12年にわたって一人で介護に当たってきました。
母親は24年間認知症にあり父親が亡くなった後は、藤川氏一人で介護に。
元々母親とは別の世帯であったため、それまで介護は父親に任せきりであったものの、父親の死後、本格的に携わるようになります。
当初は、母親を施設にいれるものの、帰宅しようとする藤川氏を、閉まった扉の向こう側で2時間も佇んでいる母親の姿を聞かされ、自宅介護に切り替えます。
その後は、おむつ替えをはじめ、徘徊への対応など、壮絶な介護体験をしますが、それはまさに自分との闘いであり、そこから認知症患者に対する理解と優しさを知るようになります。
そんな藤川氏に寄せられる講演依頼は、人生、経験、家族、人権、人権週間、福祉、介護、医学、認知症などの内容に及び、「支える側が支えられるとき~認知症の母が教えてくれたこと~」などのテーマを話してくれます。
講師派遣先は、福祉関連のクライアントさまが多く、講演依頼はフォーラム、セミナー、トークショーの形でもOK!言うまでもなく、介護を内容とした講演には、最も相応しい一人として講師派遣しています。
介護に当たる家族の思いや感じ方を伝え、認知症に対する理解や、個人の尊厳を守ること、大切にすることの意味を語り、家族だけでなく、施設職員にも介護のあり方を改めて見直すきっかけを与えてくれる藤川氏。
講演、フォーラム、セミナー、トークショーを訪れた人は、藤川氏の実際の経験から、介護の大変とその先にある喜び、介護によって得られるものを知るのです。
岡山県介護支援専門員協会、青森県認知症フォーラム、
日本福祉文化学会・特別シンポジウム、高齢者虐待防止市民講演会、
第15回日本認知症ケア学会大会・特別講演
他多数
【著 書】
『徘徊と笑うなかれ』(中央法規)
『命が命を生かす瞬間』(東本願寺出版)
『まなざしかいご 認知症の母と言葉をこえて向かいあうとき』(中央法規)
『この手の空っぽは きみのために 空けてある』PHP出版
『手をつないで見上げた空は』(ポプラ社)
『満月の夜、母を施設に置いて』対談・谷川俊太郎 絵・松尾たいこ(中央法規)
『やわらかな まっすぐ』(PHP出版)
『君を失って、言葉が生まれた』(ポプラ社)
『大好きだよ キヨちゃん。』(クリエイツかもがわ)
『ライスカレーと母と海』(ポプラ社)
『マザー』(ポプラ社)
他多数の著作あり
とにかく面白い講演会を!
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