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小林邦宏 講演会講師インタビュー

大手総合商社を退社後、独立して商社を起業。一年の3分の2を世界中を舞台に活動している。NHKの新感覚旅番組『世界はほしいモノにあふれてる』で紹介された"世界の花屋"で一躍有名に。アジアはもちろん、アフリカをはじめ南米、東欧、中近東など、これまで訪れた国は約100カ国。「新しいビジネスのヒントは世界のそこらじゅうに転がっている」という小林氏。そのアグレッシブで行動的な小林氏にビジネスチャンスのつかみ方を伺った。

(text:伊藤秋廣、photo:小野綾子)

仕事や講演への取り組みについて

――現在のお仕事をお聞かせいただけますか。

 

小林邦宏

小林 商社を経営していまして、独立してもう15年になります。プラスチック業、農水産業や包装資材業を中心に展開をしています。元々、大手商社にいたからかもしれませんが、極力、大企業がやらないような“ユニークさ”や“ニッチさ”を求める傾向が強いですね。

 

現在は、月に1回世界一周しているような生活を送っています。海外に年間220~230日、日本はその残りで130~40日を過ごしています。これまでに100カ国ほど回りまして、大体50カ国ぐらいで仕事をしてきました。

 

 

 

――これまでトークショーでは、どのようなお話をされてきたのでしょうか。

 

 

小林  例えば今年、高知県庁の水産部様からご依頼を受けまして、水産事業者向けにアジアや世界に対してどのように展開していくか、最新事例を交えながらご説明しました。

 

あとはお花を扱っている関係で、たまに東京や大阪などでポップアップストアを開催するのですが、その時に一般消費者様向けにトークショーをやらせていただきます。皆さんの興味は花だけではなくて、旅や海外の花のある暮らしだったりしますので、そういうリアルな最新事情をなるべく皆さんの目線で正しくきちんと楽しく伝えています。

 

 

――お話をされる上で気を付けているポイントがあったらお聞かせください。

 

小林 あまり独りよがりにならないで、その国に行ったことない人でもイメージできるような言葉遣いや情報提供には注意するようにしています。ですので、プロジェクターで写真なども合わせて使うことも多いのですが、なかなか皆さんのイメージと実情が違うことが多いですね。その時になるべく私自身の言葉を通じて、皆さんにイメージしやすいような話を心がけています。

 

 

 

一年の3分の2を海外で過ごす生活

 

 

――現在、一年の大半を海外で過ごされているとのことですが、仕事をする上ではどのようなスキルが必要になりますか。

 

 

小林 やはり移動が多く、オフの時間が長くなりがちですが、きちんと今やるべき仕事、もしくは飛行機の中とかホテルでできる仕事を切り分けた上で、それぞれに対応していく必要があります。これは今すぐ机に向かってやらなければならない仕事か、それとも後で移動中でもできる仕事なのか。どんなタイミングで対応するかを切り分けて、出張中にこなすことは重要ですね。

 

小林邦宏

例えば、基本的にスマートフォンは二つ持っていまして、日本用はいつものスマホなんですけど、海外用でもう一個違うスマホを持っていて、ルーター代わりにして、そこに現地のSIMカードを入れてテザリングしています。どの国はどの電話会社がお得かとか、どういう場所だと繋がりやすいかは知っておくべきでしょうね。

 

そういった意味では機内wi-fiがついている航空会社を使うことも重要で、例えば東京からロンドンに移動すると12時間ぐらいかかりますよね。到着後に移動中に受信した何百通ものメールが来るのってやはり精神的に辛いんですよね。だったら機内wi-fiでメールを全部処理していったほうが精神的に楽ですね。

 

 

 

――それって今、ホットな“働き方改革”にもつながる話ですね。

 

小林 そうですね。人それぞれにワークスタイルは違うとは思いますが、特にメールや電話もそうですけど、やはり仕事に追っかけられると皆さんストレスが溜まりますよね。そこを自分なりにどう工夫して仕事をためないようにするかというのは一つ重要なスキルかなと思います。やはり移動って疲れるじゃないですか。だからこそ極力ストレスを溜めないで良いところは、溜めないようなワークスタイルを心がけていますね。

 

 

心技体っていう言葉がありますが、ビジネスマンはやはり体と心は重要ですので出張中にも極力トレーニングをしたりしています。実は私は健康オタクなんです。現地のホテルのジムとかでトレーニングしますし、時差ボケとどう向き合うかっていうのも重要ですよね。

 

また、トランクの中に大きいプロテインを一箱入れて大体持ち歩いているのですが、夜は会食があるときはもちろん食べますし、お酒飲みますけど、会食の予定がない時は夜は基本プロテインを飲むだけですね。私ももうこんな生活していて10年以上経つのですけども、やはりだんだんと身体が事実として時差ボケについていけなくなってくるんですよね。

 

眠れますが、内臓がまだその時差についていかない。結果、睡眠の質が悪くなる。なので、なるべく睡眠の質を上げるために胃をなるべく空にしたほうが寝られるんですよね。そういうコンディショニングは重要ですね。もちろんホテルでもストレッチしたり。やはり体と心をいかに正しい状態を保っていくかというのが重要ではないでしょうか。

 

 

 

ビジネスチャンスは腐るほど転がっている

――様々な分野でビジネスを展開されていますが、そういったビジネスのヒントはどういった場所で見つけられるのでしょうか?

 

小林邦宏

小林 私自身の経験でいうと、ビジネスチャンスって腐るほど転がっていると思うんですよね。一番重視しているのは既存の価値観にとらわれないということ。様々な国に行きますけれども、まずその国をリスペクトすることから始まるのかなと思っています。その国の文化や習慣はもちろん、なぜこういう動作をするんだろうとか、なぜこういう消費傾向があるんだろうっていう疑問を持つようになるんですよね。そこから思わぬビジネスのヒントが生まれたりすることがありますね。

 

別に頻繁に出張したからって言ってビジネスができると思ってなくて、日々、皆さんの仕事中の意識の持ち方一つで新しいビジネスや新しい価値って創造できるのではないかと思っています。

 

 

――世界を舞台に活躍したいという人は若手でも増えてきていると思うのですが、世界を股にかけて働く事の面白さ、醍醐味というものがあれば教えていただけますか。

 

私の日々の行動の原点はなにかっていうと、人生限られている中で自分の知らない世界を見たいという知的好奇心です。別にそれは日本にも転がっていると思いますが、たまたま私は世界というフィールドでいろんな知的好奇心を見つけました。

 

社会人生活は限られていますし、ビジネスマンとして第一線で活躍できる時間は限られていると思うんですよ。そういう中で第一線にいるからこそ見える世界ってあると思うんですね。ある意味私は欲張りなんで、そういう知らない世界をまだまだ知りたいと思っている、それに尽きますね。

 

 

 

海外で勝負するなら英語プラスもう1ヶ国語

――とはいえ、言語の壁は日本人にとっては大きな障害になっていますが、小林さんは現在のビジネスで使われている英語はどのように習得されたのでしょうか?

 

小林邦宏

小林 基本的には全部独学というか、仕事を通じて覚えました。商社に入社した一年目にアメリカのシリコンバレーや、ヨーロッパのアイルランドを担当していたのですけれど、すぐに英語の世界に放り込まれたんですよね。覚えざるを得なくなったという状況に追い込まれていました。

 

あくまで私の意見ですが、英会話教室に通うより、実際に使うほうが早いんじゃないかなと思うのですよね。仕事上で使っているのは英語とスペイン語ですが、スペイン語なんて決してうまくないです。でも、仕事上のミーティングをこなせるレベルにはあります。あくまで私たちは学校の先生になったりとか外交官の通訳になるわけではなくて、ビジネスとしての英語だったり、ビジネスとしてのスペイン語なので、習う時間があれば現場に出たほうがいいのではないかと思うんですね。

 

海外で勝負する上で、英語はいわば当たり前の世界。やはり英語プラスもう一カ国語は必要ですね。未来永劫絶対にニーズあるのはロシア語ですかね。ロシア語スピーカーって少ないのですが、確実にニーズはあります。そういった意味ではニッチな言葉のほうがいいですよ。

 

 

 

海外でのコミュニケーションスキルを会社で生かす

――組織内でのコミュニケーションに悩んでいる方はすごく多いかと思います。同僚、上司、部下と役職によって立場が違うと思うのですが、ビジネス上で円滑にコミュニケーションする際に何か意識されていたことがありましたら教えてください。

 

小林 これはもう一つです。グループチャットを使うことです。社内でもグループLINEやWhatsApp、最近ではslackを使うケースもあります。やはり時代が変わったと思うんですよね。誤解を恐れずに言えば、上司への報告のやり方を悩むぐらいだったら、グループ使って全員に放り込んだ方がよっぽど早いのではないかと思うんですよね。それだと決済権限者に怒られちゃいますかね。

 

小林邦宏

私も仕事柄、ほとんど海外なので、国際電話代もバカにならないんですよね。そういうアプリケーションの電話、例えばLINE電話とかよく使います。お客さんでもある程度仲良くなったらもうLINEを交換して、何かあったら LINE電話しましょうというほうが早いんですよ。

 

本当に世界は狭くなっていると思うんですよね。確かに現地へ行くっていう勇気は必要だと思うのですが、現地に行かなくてもコミュニケーションはいくらでもやり方があります。さらに、いくらでも低コストでコミュニケーションはとれる時代になっているので。重要なことはスマートフォンの機能などをどんどん使うということではないでしょうか。グループを作って関係者全員が閲覧する。これが令和の時代のコミュニケーションなんですよ。

 

海外コミュニケーションという意味ではチャットで交渉することもあります。そういったときに、コミュニケーションの“間”のようなものがあって、なんでもかんでも即レスすればいいというものではありません。だから実際わざと既読にしないとか。ここは一回見なかったことにしとこうとかって、みんな使っている手です。「いや~ごめん、ごめん。ちょっと忙しくて」ってみたいな。そういう既読にする、しないとかって今どきの駆け引き術という感じがしますね。ふざけているように見えて意外とリアルに重要だったりします。

 

――今後、どのような企業でお話をされたいとお考えですか。

 

小林 せっかく機会をいただく以上、やはり双方向でコミュニケーションをしたいと思います。もちろん頂いたテーマできちんとお話はさせていただくのですが、分野や立場によって抱えるお悩みは違うと思うのですよね。私の強みは、大企業にもいましたし、今は中小企業ですけど、ある程度、色々な規模の組織における海外との向き合い方という意味で、その違いはわかっているつもりですので。

 

ですので、なるべく講演というよりはディスカッションに近いレベルで、ぜひ一緒に話し合ったりとか、とにかく皆さんの目線で情報とかヒントを提供していきたいと思います。

皆さんとの講演を通じて新しいビジネスが生まれるヒントをいただくこともあると思うので、ぜひそういう活発な何か意見交換とかができれば嬉しいですね。

 

小林邦宏

 

 

 

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