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鳥越規央
(とりごえのりお)

統計学者/博士(理学)

フリーの統計学者。
「セイバーメトリクス」(※野球等において、選手データを統計学的見地から客観的に分析する方法。
評価や戦略を立てる際に、感覚や印象に惑わされることなく、正当に評価するための分析方法)の日本での第一人者である。
野球の他にも、サッカー、ゴルフなどスポーツ統計学全般の研究を行なっている。

 

また、統計学をベースに、テレビ番組の監修や、「AKB48選抜じゃんけん大会」の組み合わせ(2012年、2013年)、「AKBペナントレース」の得点換算方法の開発など、エンターテインメント業界でも活躍中。

主な講演テーマ

「弱小から常勝へ~東北楽天・北海道日本ハムに学ぶ勝てる組織の作り方」

2005年からパ・リーグに新規加入した東北楽天ゴールデンイーグルス。
初年時の成績は、なんと首位から51.5ゲーム差のダントツの最下位だったのも記憶に新しいと思います。
しかし、それからわずか9年で日本一を勝ち取る球団に変貌した最大の要因、それは“セイバーメトリクス”(選手データを統計学的見地から客観的に分析し、評価や戦略を立てる際に活用する分析方法)を取り入れたことでした。
下位に甘んじていた頃の楽天の戦力を、セイバーメトリクスで紐解くと、田中将大、岩隈久志(2012年にメジャー移籍。)に代表される投手力は、パ・リーグの中でも屈指の陣容でした。
その反面、決定的な弱点は長打力の低さ。4番5番の能力が他球団に比べ劣っていることが明白でした。
そこで導かれた補強ポイントが「右の長距離打者」の獲得です。
球団社長自らが、メジャー17年で434本塁打を誇るアンドリュー・ジョーンズ(AJ)の獲得交渉を行い成功。
また同時に、AJをチームで孤立させないために、ヤンキースをFAとなっていたケーシー・マギーも獲得。
AJによる長打力の補強だけでなく、選手個々人の性格もデータに基づいた分析した上で、チーム内の人間関係にも配慮した補強を行います。
力を発揮できる環境の整備も同時に行うことが、チーム改革には必須なのでした。
一方、パ・リーグの名門球団でありながら、長年弱小球団であった日本ハムファイターズも、北海道移転を機に、あらゆる局面に「データ」を活用することを断行しました。
この改革で最も重要視されたのは、経験則や“勘”といった不確定要素を排除することでした。
その結果、経営陣・選手・スタッフ全員が同じベクトルに向かって進むことができる強い組織を作り上げました。
それは2012年ダルビッシュという絶対的エースが抜けても連覇を果たしたことで、その効果は証明されました。
以上のように、プロ野球チームにおける、選手補強、選手育成、選手起用は、一般企業にとっての 人事計画、商品開発、在庫管理と同義です。
それらを有効活用し、強い軍団を作り得た組織が、勝利をつかむのも共通かと思います。
データ重視と聞くと、なんとなく血が通っていないとお思いになるかもしれませんが、決してそうではありません。
勘や、好き嫌いといった主観を排除し、様々なデータから導き出される客観的で公正な評価こそが、あなたの組織に本当に必要な人材を確保させ、また今は結果が出せていなくとも、眠らせている才能を目覚めさせることができる近道であると思います。
これらの球団が優勝を争える組織に変貌した秘訣を、具体例をふんだんにまじえ、お話しいたします。

 

他、
「ビジネスマンが仕事で使える統計学」
「データから見る経済のホント」
「9回裏無死1塁でバンドはするな」
  など

 

ココがオススメ!

統計学者・鳥越規央氏は、近年各方面で注目されている統計学の活用法を、フリーランスの立場で様々に広めています。  専門は、セイバーメトリクスとよばれるもので、これは、野球などのスポーツにおいて、それまで蓄積してきたあらゆるデータを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を構築する上で役立てるというもの。
鳥越氏は、セイバーメトリクスを駆使し、スポーツに限らず、様々なビジネスシーンでの活用法を指導しています。  そんな鳥越氏の講演は、ビジネス、マネジメント、コミュニケーション、マーケティング、ビジネス研修などの内容に及び、「弱小から常勝へ ~東北楽天・北海道日本ハムに学ぶ勝てる組織の作り方」などのテーマを話してくれます。また、フォーラム、セミナー、トークショーでの開催もOK!
球団創設9年目で見事日本一の栄冠に輝いた東北楽天ゴールデンイーグルスや、2012年のリーグ優勝・クライマックスシリーズ優勝を果たした北海道日本ハムファイターズでの実績は、セイバーメトリクスの最も顕著な活用例。
それは、“長年の勘”などではなく、数値に表れた客観的なデータを用い不確定要素を排除して、合理的かつ公正性の高い判断を実現させることによって為しえたもので、講演、フォーラム、セミナー、トークショーを訪れた人は、統計学が“最も使える学問”であることを再認識するのです。

主な経歴

1992年 筑波大学(第一学群、自然学類数学主専攻)卒業。
1997年 筑波大学大学院数学研究科修了。

主なメディア出演

【TV】

〈日本テレビ〉「世界番付」監修

 

【新聞】
東京スポーツ『なんでも統計学』連載

 

【雑誌】
テレビ東京 テレとまーと『鳥越規央のビッグデータ生活』 連載
VISA会報誌 『VISA』 “鳥越規央の数字でスポーツ観戦” 連載

 

【その他】
AKB48『選抜じゃんけ大会』 監修 など

主な著書

『勝てる野球の統計学』(岩波書店)
『確率統計序論 第二版』(東海大学出版会)
『9回裏無死1塁でバントはするな』(祥伝社)
『プロ野球のセオリー』(KKベストセラーズ)
『本当は強い 阪神タイガース ー戦力・戦略データ徹底分析―』(ちくま新書)
『統計学序論』(東海大学出版会)

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