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杉浦太陽 講演会講師インタビュー

2001年、特撮シリーズ『ウルトラマンコスモス』(毎日放送系)の主演で大ブレークを果たし、現在はテレビ・映画・舞台と、幅広く活躍している俳優・杉浦太陽さん。2007年には元モーニング娘。の人気タレント・辻希美さんと結婚し、現在は二児のパパ。育児や家事にも積極的に参加する“イクメン”としても注目を集めている。
厚生労働省の発表によると、日本人の初婚年齢の平均は、夫が30.4歳、妻が28.6歳(2009年)。26歳と20歳で結婚した二人は、お互いに支え合いながら二人の子どもを育てており、若い夫婦の憧れ=ロールモデルになっている。
理想の家庭について、じっくりと考えながら穏やかに話す杉浦さんからは、家族への深い愛情や、若いながら“親”としての芯の強さが伝わってきた。若いころから注目を集め、忙しい日々を送る二人の家庭は、どんな風に営まれているのか。子育てに関する講演会やトークショーにも引っ張りだこの杉浦さんに、結婚から今に至るストーリーを振り返ってもらいながら、人生を楽しむポイントについて聞いた。

(text:橋川良寛、photo:小山幸彦)

夫婦の合言葉は「40代を楽しもう!」

杉浦太陽──杉浦さんは2007年、26歳で結婚。夫人の辻希美さんは当時20歳で、とても若いご夫婦だと思います。正直なところ、“まだ遊んでいたい”という思いはありませんでしたか?

 

杉浦太陽:確かに、周りの友人にはそういう人も多いですね(笑)。ただ、僕ら夫婦は「40代を楽しむために、今を頑張ろうね」という話をしていて。結婚生活も子育ても、若いうちに苦労しておけば、後々楽になるだろうと思うんです。

 

──お互いに人気者なので、結婚した当初は大変だったと思います。あらためて、新婚生活を振り返ってもらえますか。

 

杉浦太陽:生活は大変でしたけど、人生の新しいスタートだったので、全てが新鮮でしたね。辛いとか楽しいというよりは、妻も若いということもあって、“僕がしっかりしなくちゃいけないな”と思いました。子どもも授かっていたので、なるべく検診にもついて行くようにしていたんですよ。
“男はなかなか父親としての実感を持てない”なんて言いますけど、それがイヤだったんです。育児本を読んで勉強もして、父親としての自覚を作っていきました。いずれは多くの人が親になるのに、なんで義務教育で教えないんでしょうね(笑)。

 

──そして同年11月、第一子の希空(のあ)ちゃんが誕生。対面したときは、どんな気持ちでしたか?

 

杉浦太陽:自然と涙が流れました。愛している女性が頑張っている姿は本当に感動的だし、“僕たちから生まれた子どもなんだな”という不思議な感覚もあって。自分の分身のような感じもするのに、性別は女の子というのも面白いですよね。楽しい将来のことを考えて、夢が広がりました。

 

──若いご夫婦で、子育てに悩んでいる方も少なくないと思います。子育てで気をつけていることや、モットーはありますか?

 

杉浦太陽:まだまだ勉強中ですけど、子どもの逃げ道をふさいでしまわないように、二人で同時に叱らないようにしています。そして、ただ怒るだけじゃなくて、子どもの意見もちゃんと尊重したいなって。
もちろん、間違えていることはちゃんと教えなければいけないけれど、しつけ以外の部分で親のエゴを押し付けるのは良くないですよね。子どもだって一人の人間なんだから、本人の個性を伸ばしてあげたいと思うんです。

 

 

 

子どもは“我が家の光”

──昨年の12月には、長男の青空(せいあ)くんが誕生しました。

 

杉浦太陽:男女両方の子どもを授かったのは、本当に幸せだと思います。将来は、一緒に釣りをしたり、お酒を飲んだり……男同士の遊びもできたらなんて、夢が広がって。
青空が生まれたことで、希空にも“お姉さん”としての意識が芽生え始めているし、妻も“異性の子ども”にはまた別の可愛さがあると喜んでいます。気が早いですけど、彼女なんかを連れてきたら嫉妬して大変かもしれないですね(笑)。

 

杉浦太陽──子育てをしていて、一番楽しいことは?

 

杉浦太陽:とにかく、日々少しずつ成長していく姿を見ているのが何より楽しいし、嬉しいです。子どもと過ごしていると、同じ日って一日もないんですよね。“自分のしつけで、こうやって変わるんだな”って、父親として日々勉強しています。
それと、青空はまだ小さいから一緒に遊ぶのは難しいですけど、最近は希空とお絵描きをするのも楽しいですね。『アンパンマン」』や『プリキュア』のキャラクターを描いたり、お菓子やフルーツを描いたりしています。自分も絵がうまくなってますね(笑)。

 

──子どもができて、一番変わったことはどんなことですか?

 

杉浦太陽:やっぱり、生活が子ども中心になったことですね。結婚して、子どもがいない時期はいつでも一緒に出かけられるし、まだ恋人感覚の楽しさがあると思います。
子どもができるとなかなかで出かけられないし、夜中に何度も起きて世話をしなければいけないのが、少し辛かったりもして。でも、子どもが笑ってくれるだけで、家が驚くくらい明るくなって、僕らも笑顔になるんです。我が家の光、という感じですね。

 

 

 

家庭は、自分が楽しいだけじゃダメ

杉浦太陽──ご夫婦の生活についても聞かせてください。杉浦さんは、積極的に育児に参加する“イクメン”としても有名で、家事のお手伝いもかなりされていると聞いています。そういう気遣いは、どこから始まったんですか?

 

杉浦太陽:妻がすごく働き者なんです。妊娠していることが分かったときに、「そんなに動くな。俺がやるからさ」という感じで、自然にいろんなことを手伝うようになりましたね。妊娠中はまさに一人の体じゃないわけだし、出産後も女性はいろいろと大変ですから。

 

──最近では共働きの夫婦も増えていて、役割分担の仕方に悩んでいる方も多そうです。

 

杉浦太陽:ポイントは、お互いに「何かやろうか?」「自分にできることはある?」と聞くことですね。そういうコミュニケーションが、まずは何より大事だと思います。
特に男は段取りが悪いから、無理に手伝おうとすると鬱陶しく思われたり、逆に邪魔になってしまうことも多くて。せっかく手伝おうと思ったのに、「邪魔!」なんて言われたら、手伝う気もなくなっちゃいますよね。それでは、お互いにとって良くないんです。

 

──杉浦さんは料理が得意なことでも知られています。NHKの旅&料理番組『キッチンが走る!』でも、いつも見事な腕を披露していますが、家でも料理はするんですか?

 

杉浦太陽:手伝うことは多いんですけど、メニューを決めるのは妻なんです。僕は、基本的に食材を切ったり、補助をするだけ。「今日は忙しいから、ご飯を作っといて」という性格だったら、いつでも料理をすると思うんですけど、彼女はできることは自分でやるタイプだし、料理も大好きなんです。
そこは尊重しないとなって。番組で鍛えられて、僕の料理の腕も確実に上がっているんですけど、なかなか家で披露する機会はないですね(笑)。

 

──夫婦円満のコツは、やっぱり夫が少し引くことなんでしょうか?

 

杉浦太陽:特に娘が生まれてから、“家族のための仕事”という意識になったんです。僕が仕事に行っている間、妻が子どもの面倒を見ていてくれる。だから、自分は現場で頑張るぞ!って。妻には僕のスケジュールを全部伝えてあるので、空き時間なんかは、“連絡がないかな”と、よくケータイをチェックしますね。

 

 

 

近い未来を想像して、人生を楽しむ

──仕事をしているとき、家族を思い浮かべたりすることはありますか?

 

杉浦太陽:特に娘が生まれてから、“家族のための仕事”という意識になったんです。僕が仕事に行っている間、妻が子どもの面倒を見ていてくれる。だから、自分は現場で頑張るぞ!って。妻には僕のスケジュールを全部伝えてあるので、空き時間なんかは、“連絡がないかな”と、よくケータイをチェックしますね。

 

──プライベートの用事があるときも、スケジュールを全部共有しているんですか?

 

杉浦太陽:そうなんです。だから、妻も安心して子育てに臨めているんじゃないかなって。友達と会う日があったら、“たまには羽目を外してきなよ”と言ってくれますね。
ただ、朝まで飲み明かすことはなくて、夜の10時半にはちゃんと帰ります。もうちょっと遊びたいな、と思うことはあるけれど、友達は将来もずっと友達なんだし、いつでも遊べますからね。まずは子育てがひと段落して、“お前も落ち着いたな”なんて言われる日まで、頑張ろうと思います。妻が仕事に復帰するときにも、しっかりサポートしていこうと思いますし。

 

杉浦太陽──あらためて、理想の家族像を教えてください。

 

杉浦太陽:子どもに対して、親としての感覚はもちろん、一人の人間として、友達のような感覚でも接していけたらいいなと思います。親として教えられることは教えますけど、上から目線じゃなくて、仲間のような関係が理想ですね。深い絆で結ばれた、素敵な家族になりたいです。

 

──さて、杉浦さんはトークショーや講演会で、どんなことを伝えたいですか?

 

杉浦太陽:特に子育てや夫婦の役割分担について、いろんなことで悩んでいる方がいると思います。そんな方たちに、“近い未来を見て、人生を楽しむ”ということを伝えられたらなって。
10年後、20年後のことは大きなビジョンとして考えておけばよくて、あまり具体的に考えると気が重くなる人もいると思うんです。だから、“来週は親子参観日だから、パパも頑張ろう”とか、“誕生日にサプライズを用意しよう”とか。短いスパンで、未来を楽しむためにその都度、上を見ていけば、きっといい人生が送れると思います。

 

──常に、楽しみなことを前に置いておくということですね。

 

杉浦太陽:そうですね。もちろん、人生は100%楽しいわけじゃなくて、辛いこともたくさんあると思います。でも、辛いことがあるからこそ、楽しいと感じられるんです。辛い時期は、“楽しみのための努力期間なんだ”と考えるようにしたいですね。

 

 

 

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