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先日、元徳島県警の刑事であり、現在は犯罪評論家・防災コンサルタントとして活動されている秋山博康さんの講演会に同行いたしました。
タイトルは「42年の刑事人生と最近の犯罪手口とその対策」。
テレビ番組でもたびたび拝見する“リーゼント刑事”こと秋山さんの語りは、現場経験に裏打ちされたリアリティと説得力に満ちておりました。
そんな秋山さんの講演会をレポートいたします!
講演は、秋山さんが刑事を志したきっかけからスタートします。子どもの頃、空き巣に入られた自宅で恐怖に震えていた自分を支えてくれたのが、捜査にあたった1人の刑事の存在。「絶対に犯人を捕まえる」というその言葉に胸を打たれ、“刑事になりたい”と思ったことが、後の人生を決める原点になったそうです。
18歳で警察官に、23歳で刑事に任命され、そこから42年――
数え切れない事件の最前線に立ち続けてきた日々。殺人事件、強盗、詐欺、ストーカー、放火など、ジャンルを問わず対応してきた経験談をお話いただきました。
印象的だったのは、「刑事の仕事はテレビのように格好よくはない」と語るその姿勢。初任の日に現場で水死体に向き合った話からも、華やかさの裏にある“地道で泥臭い仕事”の現実が伝わってきました。ただ、それでも秋山さんは、刑事の仕事を「誰かの命と心を守る誇りある仕事」としてまっすぐに語ります。
秋山さんのお話は、時折ユーモアを交えつつ、それでいて一本芯の通ったメッセージを届けてくれます。会場の皆様も、秋山さんの語りにうなずいたり、時には笑いが漏れたりと、自然と引き込まれている様子が伝わってきました。まさに、聞き手と呼吸を合わせるような語り口で、刑事という職業の裏側を垣間見ることができました。
講演後半は、ニュースで耳にする「特殊詐欺」や「闇バイト型強盗」など、最新の犯罪の実態とその対策についてお話いただきました。詐欺の手口は年々進化しており、かつては暴力団が主導していたものが、現在ではSNSで若者を勧誘し、素人同士が実行犯となる「無計画型の犯行」へと変化しているとのこと。
狛江市で起きた高齢者強盗殺人事件のように、少しの抵抗が命を落とす結果につながる事例もあるため「絶対に抵抗しないこと」をはじめとした、実践的な防犯術が具体的に紹介されました。
また、110番通報の正しい使い方についても解説、次々とでてくる適格なアドバイスに会場の多くの方が聞き漏らさないようにとメモを取っていたのが印象的でした。
高齢者を狙う犯罪が増加する中で、「健康であること」も一つの防犯であるという言葉もとても印象的でした。秋山さんの語りは、刑事の目線と生活者の目線の両方を持ち合わせていて、聞く人にとって“自分事”として防犯を考えるきっかけを与えてくれる内容でした。
講演終了後に控室の前で素敵なお写真を撮らせていただきました!
秋山さん、ありがとうございました。
防犯意識を高めたい方、組織で安全教育を考えている方、職場の防犯研修を検討中の方には、秋山さんの講演はまさにぴったりです。実体験に基づいた説得力ある語りと、明日から使える具体的な防犯アドバイスが詰まった内容は、参加者の防犯リテラシーを確実に底上げしてくれます。
犯罪がすぐそばに潜む今、私たちがどう自分と周囲の安全を守っていくか――
そのヒントがきっと見つかります。ご依頼、お待ちしております。
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