室山哲也(むろやまてつや)

日本科学技術ジャーナリスト会議 副会長
大正大学客員教授
東京都市大学特別教授
元NHK解説主幹

【主な講演テーマ】

「生命誕生の8つの偶然」
「こうしてヒトが生まれた」
「脳と心の不思議」

【登録テーマ】
【出身地】 岡山県

講師プロフィール

1953年岡山県生まれ。昭和51年NHK入局。「ウルトラアイ」「クローズアップ現代」「NHKスペシャル」などの科学番組チーフプロデューサー、NHK解説主幹の後、2013年10月定年。テクノロジー、生命・脳科学、地球環境問題、宇宙開発など、「人類と科学技術文明」をテーマに論説を行い、子供向け科学番組「科学大好き土よう塾」(教育テレビ)の塾長として科学教育にも尽力。モンテカルロ国際映像祭金獅子賞、銀獅子賞・レーニエ3世賞・放送文化基金賞・上海国際映像祭撮影賞・科学技術映像祭科学技術長官賞・橋田壽賀子賞ほか多数受賞。

 

講演テーマ

●「人間とは何か」
「生命誕生の8つの偶然」
生命が地球に生まれるまで、実に多くの偶然が働き、奇跡のようなプロセスを経てきました。太陽系の誕生、月の誕生、海の誕生、巨大隕石など、生命を脅かす出来事を、私達人間の祖先はどのように切り抜け、進化してきたのでしょうか?宇宙的規模から生命を考えます。

「 こうしてヒトが生まれた」
人類は、宇宙進化、太陽系進化、地球進化、生命進化の果てに生まれました。その意味で、現存する百数十万種の生物は、遺伝子の起源が同じ兄弟であり、人類はその一種にすぎません。文明の課題は、すべてこの進化の構図の中で生まれています。私たちの祖先は、ドラマチックな地球大変動の中で、どのように危機を乗り越え、人間になれたのでしょうか?

「脳と心の不思議」
人類の最大の特徴は、2足歩行による脳の巨大化。脳は、五感を通じて世界を感じ取り、情報を整理統合し、独自の精神世界を作り、出力する巨大な情報増幅工場です。人間の脳はどのような特徴を持っているのか?その素晴らしさと落とし穴とはなにか?脳が作り出す心の世界を理解しましょう。

「進化が生んだ病」
人類は進化の代償として様々な病気に苦しんでいます。心臓病、脳卒中、ガン、心の病…。最近、これらの病気は、人間が進化することの裏腹だということがわかってきました。病からみた人間論をお伝えします。

「みんな違ってみんなイイ!」
現代ほど「ダイバーシティ(多様性)」が重要な時代はありません。新しい文明が異質な文明の交差点で生まれる(トインビー)ように、異文化と向き合い、新しい価値を作れる子供や青少年が育っていく必要があります。私の娘(自閉症)を育てた経験も織り交ぜながら、多様な社会をどう作っていくのか、脳科学、進化生物学などの最新研究を元にお話します。

 

●「テクノロジーと人間社会」
「宇宙開発競争」
人類が作り上げた文明は、いまや宇宙にまで及んでいます。人工衛星は、放送や通信、天気予報など、私たちの生活に欠かせない存在となっています。しかしその背後には、ロケット打ち上げ競争や宇宙ビジネスなど、熾烈な側面もあり、軍事的課題につながる部分もあります。「宇宙開発」はどこまで来ているのか?宇宙開発のの光と影を考えます。

「ロボット技術がもたらすもの」
人間は、道具を作ることで文明を切り開いてきました。ロボットはその最先端の創造物。知能を持った道具でもあります。そして今、ヒューマノイド、アンドロイドなど「人間に酷似した」ロボットまで出現しています。ロボット技術はどのように人間を幸福にさせるのでしょうか?そしてその落とし穴とは・・?

「人工知能の光と影」
人工知能は、急速に人間の脳に肉薄し、やがて独自の意識を持ち、人類を支配するのではないかと心配する科学者まで現れています。今後、世界規模で、医療、経済、教育、社会に大きな影響を及ぼす人工知能の現状と課題について考えます。

「サイボーグ人間の誕生」
進化するコンピューターに対して、人間の神経系(脳や末端神経)とコンピューターを接続するブレーンマシンインターフェイス(BMI)という新技術が注目されています。この技術は福祉や医療を前進させる一方、人間のスーパーマン化やロボット化現象をもたらし、ある種の人権問題につながる恐れもあります。人類は今後、どのように進化していくのか?その現状と課題について学びます。

「どう超える?自動運転の壁(③と一部重複)」
自動運転が急速に進化している。自動運転のレベルは1-5まであるが、すでにレベル2は実現され、車線を超えて追越ができるレベルとなった。残るは無人運転へのステップだが、ここにきて「事故責任の所在」など大きな課題が出てきた。今後自動運転実現に向けてどのような課題があるのか?どうすれば正しい形で自動運転が実現するのか?市民はどのように向き合えばいいのか?最新情報を交え、現状と課題、未来社会のありようについてお話します。


●「地球環境とリスク社会」
「巨大地震と日本」
日本は世界有数の地震国。日本の歴史は、巨大地震や津波と戦う歴史そのものともいえます。特に都市化が進む中、災害の様相も複雑化し、深刻化する側面があります。私たちは巨大災害とどう向き合うべきなのか?東日本大震災などを交えながら、地球環境が引き起こすリスクと、科学技術の在り方を考えましょう。

「原発事故とどう向き合うか」
福島第一原発事故は、日本全体を大きく揺さぶり、深刻な波紋を広げ続けています。とくに放射性物質が引き起こした混乱は、社会構造の在り方について大きな課題を残しました。今後の科学的課題や社会的合意の在り方など、原発事故を通じて今後の日本社会のあり方を考えましょう。

「地球温暖化と気候変動」
産業革命以降の人間活動は、温室効果ガスの増加を招き、地球温暖化による気候変動をひき起こしました。去年末、温暖化防止の国際協定(パリ協定)が成立しましたが、今後、本当の正念場がやってきます。私たちは、海面上昇、異常気象による農業や経済の疲弊など、深刻な地球規模の影響にどのように立ち向かっていけばいいのでしょうか?気候変動がもたらす影響と課題を学びましょう。

「生物多様性の危機」
人間活動は、急速な生物の絶滅を引き起こしつつあります。その規模と変化のスピードは、地球史の中で、特に深刻といえます。人類の存続にすら影響しかねません。生態系や生物多様性の重要性とそのメカニズムについて学びましょう。

 

●未来社会をどう作るか
「 エネルギーとどう向き合うか」
東日本大震災以降、日本のエネルギー政策は大きく漂流しています。原発、化石燃料、再生可能エネルギーをどのように位置づけ、未来の日本社会を作っていけばいいのか?その課題を整理し、日本と人類の未来を展望してみましょう。

「 再生可能エネルギーと日本の未来」
未来型文明を作るには、「地球と共に生きる」視点が重要です。その意味で、再生可能エネルギーには大きな可能性があります。再生可能エネルギーを大きく育てるにはどうしたらいいのか?現状と課題を考えてみましょう。


●その他
「ロボコンに見る教育の極意」
NHKが開発したロボコンは、今や日本のみならず世界に広がった「創造性教育のモデル」といえます。ロボコンには「モノつくり」に興奮する人類の脳の本質が秘められているからです。30年目を迎えたロボコンが示唆する教育の秘訣について語ります。

「テレビディレクター40年:私が出会った偉人達」
NHKディレクター、プロデューサー、解説委員の40年のテレビマン人生で、多くの人に会い、世界の見方や人生訓を取材、その現場を目撃してきた。ノーベル賞学者、探検家、政治家、企業人、宗教家、教育者などなど。日本、そして世界を変えてきた偉人達の名言や、人生観、世界観を紹介しながら、私たちが今後生きていく指針をお伝えします。

 

講師より

30年間科学番組やスペシャル番組のディレクター、プロデューサーをし、10年すこし解説委員としてキャスターや解説をしてきました。
テレビ制作や論説で培った経験を、わかりやすくお伝えしたいと思います。 

 

 

講演実績

人間はなぜ宇宙を目指すのか?(JAXA、NASA)
高齢化社会と自動車の安全技術(国土交通省)
どうなる?地球温暖化(文部科学省、環境省他)
北極海に何が起きているか?(国立極地研究所)
「輝け!科学の未来予想図」(JST)
映像の力と限界(川崎市民大学)
新しい文化を生むロボコン(川崎市民大学) など

 

メディア出演

【NHK総合】
時論公論/くらし解説/ここに注目/クローズアップ現代

【NHKEテレ】
科学大好き土曜塾(Eテレ)5年間キャスター

 

著書

『驚異の小宇宙人体~脳と心(5)』
『科学ジャーナリストは警告する』
『ウルトラアイ』1~4巻

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