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Speakers.jp Interview Index

家族の中心に“食卓”を

コウケンテツ写真 ―最近は、テレビ出演や雑誌の連載のほか、講演で全国を回る機会も増えていると伺っています。どんなことを伝えたいと考えていますか?

コウケンテツ きちんとご飯を作って食べること、家族で食卓を囲むことの大切さをお伝えしたいと思っています。僕は母の姿を見て、実体験として学んできたから、より身近な言葉で伝えることができると思うんです。栄養学も独学だったので、“上から教える”なんてことには、絶対なりませんしね(笑)。
いまは昔とライフスタイルが変わって、家族で集まって食事をする機会が減っているかもしれません。けれど、食事は家族のことを最もよく知ることができる、大切な時間です。僕の母は、僕ら兄弟と食卓で話をしながら、健康状態や心の動きを見ていたと言います。食事中に子どもが黙っていて、お代わりもしないようなら、何か悩みを抱えているかもしれない。子どもだって、親の様子がおかしければ気付くことができます。家族の絆を深めるとともに、問題が起きる前に防ぐことができるかもしれない。家族の中心には、食卓があるべきなのだと思います。

料理を作って食べることは、未来を創ること

コウケンテツ写真―コウさんにも、現在1歳7ヶ月のかわいい息子さんがいます。早く一緒に料理がしたい、と思いますか?

コウケンテツ そうですね。僕が朝から晩までフライパンを振っている姿を見ているので、実はすでに、息子もフライパンを振ろうとするんですよ。それも、おもちゃのフライパンでは嫌がるんです(笑)。僕が母に教わったように、料理の楽しさを教えてあげたいし、息子はいつでも僕の背中を見ているのだから、自分の身を正さなくてはいけない、と思います。それに、息子が産まれてからは、実際の生活もそうですし、考え方も大きく変わりました。食事の大切さも、さらに深く理解できたように思います。
料理を作って食べることは、未来を創ること――いまは、そんなふうに考えています。目の前の食べものが、息子の身体を作っていくのですから、これまで以上に料理には気を抜けません。それに地産地消、地元の食材を使えば、地域の活気ある未来にもつながっていく。食卓から大きな輪が広がって、未来を明るいものにしていきたいですね。

コウケンテツ写真―コウさんの実感がこもった言葉は、多くの人に伝わると思います。最後に、今後の目標や夢を聞かせてください。

コウケンテツ 僕の持論は「料理の神髄は家庭料理にある」というもの。グローバルな時代、日本の家庭料理の素晴らしさを見直すとともに、世界の家庭料理を知ることで、その国の文化をよく知ることも大切だと思います。僕自身、すでに20カ国ほど取材で訪れたり、ホームステイしたりしているので、その経験もお伝えできたらうれしいです。
そして、仕事としてではなく、ライフワークとして続けている『子どもの料理教室』にも、もっと力を入れたいですね。日々の仕事が忙しく、なかなか手がつかないのですが、自分の息子だけではなく、より多くの子どもたちに、料理の楽しさを知ってもらいたいと思います。

コウケンテツ写真

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・ 料理研究家

■講師略歴

大阪府出身。
料理研究家である母・李映林主催のeirin's kitchenにてアシスタントを経験後、2006年に独立。韓国料理を中心に、和食やエスニック、イタリアンなど、素材の味を生かしたヘルシーなメニューに定評がある。

 

現在は雑誌や本、テレビ、ネットコンテンツ、イベントなど多方面で活躍中。講演会などでは自身の経験をもとに、家庭での食のあり方、食を通してのコミュニケーションを広げる活動に力を入れている。

 

■講演テーマ
「キッチンからはじまる家族の絆」
「アジアの母の味」
「健美を作る韓国料理」
※その他、食育、男性の育児参加など

     
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